礼文の花 いっぱいいっぱい運動

平成25年の活動

○昨年、スキー場やプランターに蒔いた種子から沢山の芽が出てきました。これらの芽が大きく育つよう、学校 にも協力頂き水やりや外来植物の除去を適宜行いました。
○プランターで育った苗は夏と秋に分けてポットへ植え替え作業をおこないました。
○7月〜8月に外来植物の押し花体験を実施しました。
○秋には在来植物の種子採取をおこない、スキー場に増やした苗畑の区画とプランターに新たに種まきをしま した。

                       「礼文の花 いっぱいいっぱい運動」とは?

 現在、礼文の道を歩くと在来植物に混ざって外来植物が目につきます。外来植物も綺麗な花を咲かせるものが沢山あり、島民や観光客の中にはそれらの花も礼文島在来の花だと思われているようでとても残念です。
礼文島は昔から魅力的な花がたくさんある島です。これらの礼文ならではの花風景を島の財産として未来に残したいと思います。
 そこでこの活動では在来植物を栽培して増やし、分布を広げている外来植物と植え換えることで、外来植物の勢力を弱めて、在来植物の花が人の生活する周辺でも身近に見られる島を目指して取り組みます。

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香深富士見ヶ丘スキー場の苗畑  
平成24年苗畑の様子
早春の苗畑(4/19) 草の芽あちこちから出てきた(6/8) 緑が濃くなってきた(7/13)
草丈がどんどん伸びる(7/21) 暑さが厳い頃(8/19) 花期はそろそろ終り(9/1) 
平成24年苗畑の生育状況  
芽が出はじめ(5/20) 葉の形が変わって来た(6/12) 種類の特徴がはっきりしてきた(6/30)
順調に生育しています(7/12)  ギザギザの葉はキタノコギリソウ(7/17) 筋播きした様子が確認できる(7/23)
ずいぶんと大きくなった(8/6) 遠目でも生育してる様子が確認できる(9/1) 冬間近で地上部は枯れた(11/1)
苗畑の維持管理作業
通常3日ほど雨が降らない時、猛暑の際は毎日水やりをした(7/7) 7月に入り、外来植物も大きくなってきた。密集している場合は土の流出防止のため地上部を切り取り(写真左)、まばらなものは適宜引き抜いた(写真右メマツヨイグサ)(7/14) 
外来植物は黄色い花のブタナ、オレンジの花のコウリンタンポポ(写真左)や小さな赤い花をつけるヒメスイバ(写真右)やメマツヨイグサがみられた(7/14)  苗畑にする前には目立たなかった昆虫が使った痕跡(小さな穴)が多くみられた(7/19)
 平成25年苗畑作り  
苗畑区画(10m×10m)を設置(7/14) 在来種ではススキやオオイタドリ、外来種ではムラサキツメクサやブタナ、ハルガヤなどが目立つ(7/14) 希少植物のレブンシオガマ(ピンクの花)も生育する(7/14)
区画内にみられる外来植物
ブタナ(7/14)
区画内にみられる外来植物
ハルガヤ(7/14)
 区画内にみられる外来植物
コウリンタンポポ(7/14)
除去作業は 外来植物を引き抜き、花部は摘み取って回収し焼却処分し。残りは重ねて枯れさせた。(7/19)  外来植物除去作業(8/19)  外来植物除去作業 (8/26)
 外来植物除去作業(9/1) 種まき準備1
草刈り(10/19)
種まき準備2
土起こし(10/19)
種まき準備3
種まき(10/19)
種まきが済み、上から草を被せて冬越しの準備も終了(10/19)  積雪前の点検(11/1) 
プランターとポット 
プランターの生育状況
 アサギリソウ(5/20)  アサギリソウ(6/30)  アサギリソウ(7/13)
キタノコギリソウ(5/7) キタノコギリソウ(5/29) キタノコギリソウ(7/26)
コウゾリナ(5/20) コウゾリナ(6/30) コウゾリナ(8/13)
イワベンケイ(5/20) イワベンケイ(6/30) イワベンケイ(7/13)
マルバトウキ(5/20) マルバトウキ(6/30) マルバトウキ(7/24)
シラネニンジン(5/31) シラネニンジン(6/30) シラネニンジン(7/24)
エゾノヨロイグサ(5/20) エゾノヨロイグサ(6/30) エゾノヨロイグサ(7/24)
エゾカワラナデシコ(4/26) エゾカワラナデシコ(5/29) エゾカワラナデシコ(7/26)
ミヤマオダマキ(5/20) ミヤマオダマキ(6/30) ミヤマオダマキ(7/13)
センダイハギ(5/31) センダイハギ(6/30) センダイハギ(9/17)
ツリガネニンジン(5/7) ツリガネニンジン(5/29) ツリガネニンジン(7/26)
ハマナス(5/31) ハマナス(6/30) ハマナス(7/13)
イブキジャコウソウ(5/31) イブキジャコウソウ(6/30) イブキジャコウソウ(7/13)
ポットへの植え替え作業
 8月3日にプランターで生育した苗をポットへ植え替える作業を専門家の指導のもと実施しました。この日はボランティアさんに香深中学校の生徒と先生が参加して下さいました。作業は土づくりから始まりました。山の土に腐葉土や赤玉土を少し加え、みんなで協力して混ぜ合わせました。次にプランターから苗を取り出しポットに植え替えです。専門家から手順や注意点の説明の後、みんな一斉に植え替え作業を始めました。この日はプランターの苗の半分ほどを植え替えました。出来たポットはカラスにいたずらされないよう網をかけ、たっぷりと水をあげました。夏の植え替え作業はこの日で終了しました。
11月に秋のポット植え替え作業を始め、作業は主に室内で行いました。11月5日には香深井小学校の生徒達の協力で、エゾカワラナデシコ、レブントウヒレン、ハマハタザオの植え替え作業をおこないました。皆さん手際よく、すぐに作業は終了しました。
夏と秋に植え替えたポットの数は約1,600個になりました。年を越えてどれくらい育ってくれるか楽しみです。
種子採取と種まき 
種子採取は10月の上旬に行いました。採取の際には環境省や礼文町から許可を頂きました。 ハマハタザオ。縦に細長く伸びた実の中に種子が入っています。 キタノコギリソウ。中央の色が濃い頭花に種子が残っています。他3つは飛んだ跡でした。
レブントウヒレン。綿毛を付けた種子がついています。 アサギリソウ。種子採取する中で一番遅くに結実します。 採取した果実や頭花は数日乾燥させた後、種子を選び出します。虫食いや不稔性の種子も多く、正常な種子は多くはありません。
プランターへの種まきは香深中学校や香深井小学校に協力して頂きました。プランターに1種類の種子を400粒程度蒔きます。生徒達には100粒に小分けした種子を爪楊枝を使って丁寧に 蒔いてもらいました。種まき後はたっぷりと水やりをして作業終了です。
外来植物の押し花体験 
7月に次々と開花する外来植物の花を摘んで、当団体が運営するミニビジターの「ネイチャー礼文」で押し花体験コーナーを設置しました。来館者に 外来植物の見分けをしてもらい、島内のあちこちに広がっている現状を知ってもらうのがねらいです。

この事業にかかる経費はサッポロビールホールディングス(株)による
「北海道の社会貢献活動」への寄付によってまかなわれています。